otacleの日記

孤独な地方民がセラピーのために書いている日記。

岩手県滝沢市 鞍掛山

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岩手県滝沢市にある鞍掛山に行ってきたわ。宮沢賢治の詩「くらかけの雪」にも登場する国指定名勝のひとつで、初心者にも登りやすいことからハイキングコースとして人気があるみたいね。初心者のわたくしでも行けそうだったので挑戦してみたの。

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相の沢キャンプ場からあいのさわ遊歩道を通る東側のコースを選択。相の沢牧野を望むコースとのことだったのだけれど、登山道に入ってからはくらかけ遊歩道と同様に森のなかを歩くスタイルでしたわ。

登山道は前日に雨が降ったせいか若干ぬかるんでいたうえ、道のいたるところに木の根っこが生えていることで足を取られましたわ。小学生でも登れる簡単な山とのことでしたが、少なくともわたくしにはハードな山でしたわね。山頂まで残り1kmの辺りから斜面がキツくなり、フレンズのペースについていけませんでしたわ。

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丸太の階段の辺りではひざにかかる負担がしんどくて……。ファミリー登山に最適とありましたが、仮にわたくしがお子様でしたら連行したパパやママをしばらく恨むこと間違いなしだったわね。ただまあ、幼い少年少女やご老体が涼しい顔で歩いていたので、わたくしの登山性能が小学生以下ということかもしれない。

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よく覚えてないけれど、1時間20分ほどで到着。頂上でおにぎりなどを食べていた殿方がいらっしゃってかなり羨ましかったですわ。風景自体はよさげでしたけど、周囲が白みがかっていて撮影に向いている日ではありませんでしたわ。

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岩手県の最高峰である岩手山は雄大だったわ。標高897mの鞍掛山でヒーヒーだったわたくしにはまさしく高嶺に感じられましたわね。ぱっと山をみただけで「無理」と感じられる山っぷりでした。

昼食をとりたかったので下山。

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帰りはせっかくなので行きと違う道を通ることに。合流地点から西側のコースを通りましたわ。

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高台展望台などを経由してたきざわ自然情報センターの裏までぐるーっと歩いてきましてよ。帰りでもキツかったのでこちらから行かなくてよかったですわ。獣道がいたるところにあって迷いやすかったり、明らかに人外の足跡が残っていたりと疲労を通り越して生命の危機っぽい道でしたわ。

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何だかんだで往復で3時間ほどかかりました。キャンプ場にもトイレがありましたが使用禁止だったわね。今のところはたきざわ自然情報センターで借りるしかないと思います。トイレの前には協力金箱が設置されていました。結構入っていたわ。わたくしの貯金箱も置かせてもらえないものかしら?

そんな訳で、鞍掛山でした。この日の為に注文した靴が届かなかったりと悔やまれることもあったけど登頂に成功できてよかったわ。

わたくしでも登れたので難易度は低いと思うけれど、ある程度運動慣れしている人や体重が軽い人にとってであることは念頭にいれるべきね。荷物に関しては飲み物だけでいいでしょう。わたくしのフレンズは殆ど手ぶらでしたし、登山用でもなんでもないサンダルを履くという舐めっぷりでしたがそれでも問題ありませんでしたわ。

岩手山をはじめとする山々や緑に囲まれていますし、登山以外にも小岩井農場や網張展望リフトと見所には事欠かない場所なので観光目的で足を運んで損はないと思います。

近くには陸上自衛隊の駐屯地もありますし、自衛隊フェチにはたまらない地域でしてよ。自衛隊の車両をみるとテンションが高くなるピュアな紳士には強くお勧めしますわ。

岩手県奥州市 大師山森林公園

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岩手県奥州市にある大師山森林公園へ足を踏み入れてきたわ。ホモの祭りというレッテルを貼られた蘇民際が行われる黒石寺の近隣にある大師山。そこを保健休養林として造成されたそうです。

時間的にそれほどかからないようなので、体力づくりの目的でソロで登山をしてきましたの。

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ルートは大師の道・男坂に決めてあとは道なりに進むことにしましたわ。

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男坂だけあってお嬢様のわたくしにはなかなかに辛い道。登り始めて5分もしない内にゼーハーしてしまいましたわ。遊歩道はあるものの一面草が生い茂っており、何処に進んでいいのか直感的にはわからない場面が少なくなかったですわね。

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一面緑で、あの独特な匂いが鼻をつきましてよ。周囲が森で囲まれているせいが登っている途中でちょっと心細くなったわ。視界が開けていないと(帰れないかも……)という意識が働いてしまうのかもしれない。

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無事に山頂に到着。あまり高い山ではありませんが、眼下に広がる奥州市はいい風景でしたわね。東屋が設置されているのでここで休憩することも出来ましてよ。わたくし以外の登山者とエンカウントしたのですが、向こうもコミュ障だったのか、お互いにモゴモゴと挙動不審になるという何だか微妙な展開になってしまいましたわ。

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一通り堪能したので先人の後を追うように進みましたわ。向こうは途中で下に降りる遊歩道を下っていったのですが、わたくしはいける所までいこうと先へ先へと進みました。結果からいえば大日如来の道からぐるりとまわって若人の道Ⅱへ。あとは道なりに進んで黒石小学校へ出ましたわ。

大日如来の道は険しく、殆ど獣道と変わらなくて怖かったですわね。遊歩道の証である丸太の階段がなければ引き返していたかもしれない。はっきりいってソロ登山者と年配の方にはお勧め出来ない道でしたわ。

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排水溝がブービートラップのように設置されているので非常にまずいです。怪我こそしませんでしたが、わたくし引っかかって転びそうになったのよ?

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なんて書いてあったのかしら……。近くに注意書きもあり、まむしが出ることもあると書いてありましたわ。熊に関してはノータッチだったのですが、後から調べたら熊は生息しているみたいですわ。遭遇しなくて本当に幸いでしたわ。

ちょっと自信がないのですが、キャンプ場から健康の道を通り、水辺の道から黒石小学校まで足を運んだのだと思います。段々平地に近づく一方何処まで歩けばいいのか見当もつかなくて結構焦りました。

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黒石小学校をみつけたときは開放感でいっぱいでしたわ。事前にルートを決めて行動しなかったことで自分がどの辺を歩いているのかサッパリでしたし。ここに出るとは思いませんでした。人間の感覚なんて当てにならないものですわね。遭難事故が起こるのも納得の体験でしたわ。

黒石小学校から下って国道を降りた先から、公園駐車場までは2kmほどでした。下山したと思うとこの距離がかったるかったですわね。

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グエー!

そんな訳で、大師山森林公園でした。本来は1時間程度で往復出来るみたいだけれど、ルート選びのせいかわたくしが戻ってくるまでに2時間以上かかったわ。登頂を目指すだけなら30分程度ですし、視覚面を除けば険しい道ではないので本格的な装備を必要としない山だと思いますわ。

施設としては人気がなくて寂れている不気味な場所に感じられましたわね。何だかんだで野生の獣もいるみたいですし、深夜にひとりで来るのは勘弁な場所でしたわ。キャンプ場にある炊事場では水が出ませんでしたし、レクリエーションの場としてはいまいちな印象は拭えなくてよ。まあ、わたくしの選んだルートがたまたまそういう場所なだけだったのかもしれませんけど。

他にもいくつかのルートがあり、今回見れなかった場所もあるので機会がありましたら足を運びたいですわね。熊は居るみたいなので今度はスケープゴートを用意して登山しようと思います。

青森県弘前市 レストラン ジョージの店

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青森県弘前市小比内にあるジョージの店で食べてきましたわ。有名どころなのかわかりませんが、ここでランチを取りたかったみたいですわね。オムライスが主戦力なのか我こそはオムライスの店なるぞとアピールしておられましたわ。問題は、わたくしがオムライス苦手ってことなんですけど。

目玉焼きやゆで卵は問題ないのですけど、溶かされると嫌なのですわ。お寿司の卵なんかも駄目ですわね。なので正直「ああ……」って感じで入店しましたわ。

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内装は落ち着いていていい感じでしたわね。如何にも個人の洋食店って感じ。家族連れや学生さん達が座っていて、わたくし達は完全に異物でしたわ。

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価格帯は大体800円から1000円程度のリーズナブルなお店でしたわ。他の連中がオムライス系統を頼むなか、わたくしはチキンカツカレーを注文。「え、それ?」みたいな対応されてしまいました。しょうがないのです。

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前菜にクリーミーなポタージュを出された後、サラダと一緒にカレーが出てきましたわ。チキンはサクッとして美味でポークカレーとの相性が抜群。何よりも量が半端ないので食いしん坊なわたくしも満足にゲフゥ出来ました。

駐車場が狭いので車だと大変かもしれませんが、いいお店でしたわ。値段に対してボリュームがあるのでお値段異常に感じること請け合いですわよ。

青森県平川市 道の駅いかりがせき 津軽関の庄

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青森県平川市碇ヶ関にある津軽関の庄」に立ち寄りましたわ。施設としてはかなり立派で、特産品直売所のみならず温泉や文化観光館といった見所のある場所でしたわね。お食事処も美味しそうだったのでここで食べてもよろしいのではないかと思いましたが、目当ての場所があったようでここでは食べませんでしたわ。

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青森なんて林檎とキリストの墓以外の印象が絶無でしたが、マルメロやら色々あるのですね。わたくし自分の無知を恥じましてよ。帰りに買えばいいだろうと思ってスルーしたら、帰りは閉まっていて何も買えませんでしたわ!

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文化観光館には、東北の萌え~なクリアファイルが売っていましたわ。全種買おうと思ったのですが、何故か両方とも5種類しか売っていないという悲しい展開に。コンプ出来ないなら買わなくていいかな……とも思いましたが、せっかくなのでこれから登る岩木山とあとはデザインが好みのクリアファイルを1枚購入しましたわ。

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左が岩木山で、右が仙台七夕祭りのクリアファイルですわ。せっかくだからで購入した岩木山は兎も角、右は性癖暴露しているみたいでちょっぴり恥ずかしいですわね。フレンズに自慢したら「他のがよかっただろ」みたいな反応をされてよ。〇すぞ。

他の道の駅にも立ち寄りましたが、このシリーズのクリアファイルは売ってませんでしたわ。残念。

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マルメロアイスを購入して退散しましたわ。じねんじょも興味あったのですが、ここは無難にいきましたの。やや酸味はありつつも柔らかい独特な味でしたわね。はじめて食べた味でしたわ。美味しかったです。

次はじねんじょですわね。

青森県弘前市 津軽岩木スカイライン

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青森県にある岩木山にトゥギャザーしてきましたわ。別名「津軽富士」と呼ばれている日本百名山のひとつで、有料道路である津軽岩木スカイラインが八合目まで開通していることから難易度の低い山として認知されているそうです。わたくしは登頂に失敗しましたけど。そんな訳で、恥を晒そうと思いますわ。

さて。この日はフレンズの車に揺られながら青森を目指しましたの。到着が11時ごろになりそう……とのことで、青森よりも手前の高速道路から一般道に降り、ランチを取ったりお土産を購入していたら、津軽岩木スカイラインに到着することには時既に3時近くでしたわね。

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この時点ではわたくし全然のん気でしたわ。だって、今回のスケジュールは全部人任せでしたもの。ですから、リフトが4時20分で止まり、5時には駐車場が封鎖されるだなんて完全に寝耳に水。サプライズでしたわね。

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駐車場に到着した時点では美しい風景に圧巻されていましたわ。

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ええ……。

わたくし達はかなりギリギリだったらしく、リフト乗り場のスタッフに口酸っぱく最終乗車時刻の確認をされましたわ。この時点でチキンハートのわたくしはドキがムネムネになってしまい、失敗フラグがガキョンと立ってしまいましたの。

事前にハイキングみたいなもの……といわれていましたが、実際は足場が悪くトレッキングシューズでないと歩くのが大変な場所でしたわ。普通の靴で登ったわたくしは底が破けそうで気が気ではありませんでしたわね。

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その上、時間に関して色々言われてしまった為かアスレチックを全力疾走するようなハイペースで進まれてしまい。途中でダウンしてしまいましたわ。

滝のように汗が吹き出て、過呼吸が止まらず、眩暈もする。

「どうしてこんなところに来てしまったのかしら……」

と、後悔しきりでしたわね。

時間的に余裕がなさそうだったので、フレンズ達に先に行かせて自分はリフト乗り場に戻ることにしました。適切な判断ではないので止められたのですが、リフト乗り場から見える場所なのでまあ大丈夫だろうという判断ですわね。

フラフラになりながら下山……している途中で息が整い割りとあっさり回復しましたわ戻ろうかと思いましたが、「別れのワルツ」が流れはじめたので一先ずリフト乗り場に戻り、登頂方面とは別方向の登り坂に足を運びましたわ。

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先に進むと地味に山頂っぽい場所。何故かお金が置いてありましたわ。

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今回は、ここがわたくしなりの山頂の風景ですわ。

この後、自分のペースで行けるだけ行ってみようと思い再度アタックを仕掛けましたが、降りてきたフレンズと合流したので帰りのリフトに乗りましたわ。驚きだったのがすれ違いでリフトに乗ってきた老夫婦が居たことですわね。折り返しで戻ってきたようですが、ああいう楽しみ方もあるのだと感心させられました。

そんな訳で、岩木山での登山は失敗に終わってしまいましたわ。日頃の運動不足が祟りましたが、やはりタイムスケジュールに問題がありましたわね。はやく着きそうだからといって敢えて時間をかけようとするのはやはり駄目でしょう。帰りに道の駅が閉まっていて立ち寄れなかったりと散々な結果に終わってしまいましたわ。

脱落したクソザコナメクジのわたくしがいうのもなんですが、決して難しい山ではなかったですわ。ですから余計に登れなかったのが無念でしてよ。岩木山に関しては、わたくし的にはこんな印象を受けましたわ。

  • 時間制限があるのでリフトを利用するなら迅速に。
  • 重装備は必要なし。ペットボトルだけでも十分。
  • 足場が悪いので、登山用の靴を用意したほうがよろしい。

お菓子やら持って行きましたが邪魔なだけでしたわね。他のフレンズが軽装備だったのに対して、ひとりだけ色々持っていったのも敗因でしたわ。今後も色々登ると思うので今回の失敗を糧にしたいところです。取り敢えず、周りがどうあれ自分のペースをまもる――というのは徹底しようと思います。難しいですけどね。

そんな訳で、岩木山でした。クソミソな結果に終わってしまいましたが、失敗したのが岩木山でよかったと思いますわ。

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 次の機会がありましたら、南側百沢口登山路でリベンジしたいですわね。